胃カメラ

医師紹介

担当医 久野木 直人・岡田 加平

当院では経口内視鏡・経鼻内視鏡の両方を行っております。
2022年にフジノンの新しい内視鏡装置に入れ替えました。
当院では99%の方が、鎮痛剤で寝ている間の検査(セデーション)を希望され施術しております。

当院では経口内視鏡・経鼻内視鏡の両方を行っております。
2022年にフジノンの新しい内視鏡装置に入れ替えました。
当院では99%の方が、鎮痛剤で寝ている間の検査(セデーション)を希望され施術しております。

胃カメラが必要な理由

胃がんはピロリ菌感染により胃粘膜が炎症を起こし、胃炎や胃潰瘍を繰り返すことにより胃粘膜が萎縮し、その萎縮した胃粘膜が発生母地となり発症します。胃粘膜が萎縮すればするほど胃がんが発生するリスクが高くなるため、可及的早期に胃カメラでピロリ菌を発見し除菌をすることが胃がん発生予防につながります。
またピロリ菌が除菌できても、一回萎縮した胃粘膜はもとのきれいな粘膜に戻らないため、胃がんの発生リスクが高い状況は継続します。そのため除菌後も定期的な胃カメラでのフォローは必要となります。(1年から1年半おきが望ましいです)

胃がんは、ピロリ菌感染により炎症を起こし、萎縮した胃粘膜からの発症することが原因の多くとなっております。ピロリ菌を放置すればするほど胃がん発生のリスクが高まるため、また除菌することにより発症リスクの上昇を予防できるため、可及的早期の胃カメラによる確認が勧められます。

検査の流れ

胃内視鏡検査は完全予約制です。検査をご希望の場合、事前の診察が必要となります。

<前日&当日朝の注意>

検査前日の夜21時以降は、食事を摂取しないでください。ただし水、お茶、スポーツ飲料や薬は21時以降に飲んでも大丈夫です。
当日は朝食を絶対に食べないでください。コップ1杯程度の水のみでしたら、検査当日の朝にお飲みいただいても結構です。内服薬のある方で、血圧や心臓、精神科のお薬は通常通りお飲みください。ただし血液をサラサラにする薬等、数日前から休薬する必要がある薬もありますので、事前説明の際に薬の内服・休薬についてはご説明させて頂きます。事前説明時、薬手帳をご持参ください。
眠っている間の経口内視鏡を希望される方は鎮静剤を使用しますので、検査後も眠気やふらつきが起こる可能性があります。検査当日は車やバイク、自転車で来院されないようにお願いします。また大切な仕事の約束はされないようしてください。

経口内視鏡の検査の流れ

消化管の中を見やすくするためのシロップを飲んでから、のどをゼリー状またはスプレー状の麻酔薬で麻酔をします。眠った状態での検査を希望される方には、鎮静薬の静脈注射を行います。また内視鏡での観察をより見やすくするために、胃や腸の動きを抑える薬を筋肉注射等で使用する場合もあります。
その後、口から内視鏡を挿入し、上部消化管をまんべんなく観察します。検査時間は5分ほどで、終了後に静脈注射をした患者さまには、目の覚める薬を投与します。20~30分で意識がはっきりするため、休んだ後に検査結果をご説明し、検査終了となります。

 

経鼻内視鏡の検査の流れ

鼻腔を広げ、鼻からの出血を抑えるために、血管収縮剤を鼻腔内に噴射します。
次に消化管の中を見やすくするためのシロップを飲んでいただいた後に、鼻腔内に麻酔薬を噴霧します。
さらに鼻腔内を内視鏡が通りやすくするために、麻酔薬を塗布した細いチューブを鼻腔内に挿入し、チューブを通してのどの奥にも麻酔薬を注入します。
数分後にチューブをすべて抜き、その部分に内視鏡を挿入し上部消化管を観察します。検査後に結果を聞き、お帰りいただけます。
のどの麻酔を行ったため、検査後1時間ほどは飲食を、当日の飲酒は控えてください。